Rod
ロッドコンセンプト
虎覇弓の開発コンセプトは「一日中、振っていたくなるロッド」。僅かな機運を求めて長時間にわたりキャストを繰り返すロックショアゲーム。厳しい状況であるほど、アングラーの身体/精神の両面に負荷を掛けるのが、「投げ続ける」というこの釣りの根底にある基本の所作です。
投げ続けなければ手が届かない、しかしただ軽く投げやすいだけの竿では獲りきれない――虎覇弓はこうしたアングラーの抱えるジレンマに向けた、軽快さとパワーの両立を目指したロッドです。体格に恵まれないアングラーであっても、一日を通して振り続けることができながら、10kgクラスの青物とも安心してファイトできるロッドに仕上がっています。
特徴
虎覇弓はフルレングスにわたって40tの高弾性カーボンを採用。出来るだけ細身なブランクスに仕上げることでキャスト時の空気抵抗を減らし、投げ続けやすいタックルバランスに仕上げました。重量は320g(プロトロッド)で、軽量かつ細身であることは強風下においても「しっかりと振り切れる」という利点を生み出します。
ベンディングのテイストは、緩やかに全体的に曲がり込むスローテーパーを採用。高弾性な40tカーボンが生み出すのロッドの反発力と、スローテーパーとの曲がりやすさの相乗効果により、大型の青物とのやり取りにおいても瞬時にロッドを曲げ込みやすく、安心感を持ったファイトが可能です。
対象ルアー重量はプラグが130g、ジグは150gまで対応とし、幅広いフィールドに持ち込みやすいスペックとなっています。ドラグMAX値は10kg(ロッド角度45度)がメーカー許容値です。
ガイドセッティング
虎覇弓のガイドは、振り抜きの良さ・ライントラブルレスを第一に考え、ガイドにはFuji工業のステンレスSiC MN/LNガイドを採用しています。ティップセクションに軽量なLNガイドを採用することで、軽くレスポンスの良い操作性を実現しました。
※LNガイドはフレーム部の強度がMNガイドよりも低いため、磯場やルアー等の接触による衝撃には注意してください。